せいぜい5ミリリットルくらいのウイスキーをそれらしく扇いで街頭に照らされて影を失う星空にエタノールの残滓を白く濁らせてから吹きかける空をぶわっと舞ったあとは月のふもとでランデブーを網膜をパチパチさせながら望み焦がれて待っている
あたしはずっとこの身の欠片の芯に宿ってあなたとともに過ごしてきましたがあなたはいつも物思いに更けては夜をじっと見つめて少し泣いて嗚咽を凝らして朝の陽光にハッとしてあたしをハラハラさせてきっといつかはあたしはあなたの元を離れないといけないか…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。