ゆくゆくは有へと

おかゆ/彼ノ∅有生 の雑記

分節法の話とちょっとしたシアン

分節法の話はCLL 第3章 サウンド・オブ・ロジバンにあります。引用すると、

  • 母音・二重母音・音節子音([l̩], [m̩], [n̩], [ŋ̍]/[ŋ̩], [r̩], [ɹ̩], [ɾ̩], [ʀ̩]) は、それぞれ音節を作る。
  • 単一の子音は直後の母音が作る音節に含まれる。
  • 子音のペアは2つの音節に分かれる。
  • 分節の規則は慣習的なもの。 ロジバン化された名前については、この規則に縛られない。
  • 単語のアクセントは、後ろから2番目の音節に置かれ、他の音節よりも強く発音する。ただし、母音 y と音節子音は数に入れない。

音節子音については cmavo とか fu'ivla 以外では使わんということなので(同上4節)、スルーします。

上からみていくと、まず当たり前に「CV」の C は後ろのVに取り込まれる。それから、子音のペアは2つの音節に分かれる。ええ?うそだろ…?{prami} の "pr" が2つに分かれるっていうのか?!

…というかんじで、結構がばがばなのですね。で、上で言いましたが、基本的にロジバンは子音ペアは2つに分けようとしてるみたいなので、そのことを踏まえて少し考えてみます。

多分、語頭許可の二重子音は語内にあっても2つに分かれない可能性があります。たとえば、{cipra} は {CIpra} と読むひとがほとんどだと思います。{CIPra}は結構発音しにくい気がする。これは pr が語頭許可子音ペアだからかなと思いました。が、んー。cp とかはどうだ?{sicpi}は{SICpi}?{SIcpi}?どちらかといえば前な気がする。みたいな感じで、あれですね、あんま関係ないかもしれないですね。

やっぱがばがばのままでいいかもしれない…??

もしかすると語頭許可子音ペアの音の種類が関わってるかもしれません。ちなみにどんな種類があるかといえば、

  • 摩擦 > 摩擦
  • 摩擦 > 破裂
  • 摩擦 > 共鳴
  • 破裂 > 共鳴
  • 鼻音 > 共鳴
  • 歯擦 tc, ts, dj, dz のみ

で、このうち「破裂 > 共鳴」と「歯擦音」はほぼ間違いなく同じ音節になりそう。で「摩擦 > 摩擦」「摩擦 > 破裂」はほぼ分かれそう。でも、「摩擦 > 共鳴」はまちまちな感じ。「鼻音 > 共鳴」はわからないけど、個人的には分かれないかな。ということで、おそらくは「摩擦」が最初にくると分かれがちなのかもしれません。ほんとかな?

また続きを書くかもしれません。