ゆくゆくは有へと

おかゆ/彼ノ∅有生 の雑記

まぶらマシマシ!ロジバン講座 1

まぶらマシマシ!ロジバン講座はジョークコンテンツです。嘘は言っていませんが、体系的な理解は臨めません。

ある意味で全く新しいロジバン講座を目指します。えぇっ?!ロジバンって膠着語だったのかぃい!?

発音とアクセントと名前

子音は p b f v t d s z c j k g x m n r l。c はシャの音で、xは軟口蓋摩擦音(口の奥を擦った音)ね。

母音は a e i o u y で、y は曖昧母音ね。

. は詰まった音で、' はハの音ね。xと言い分けてね~!

詳しくは、見て。

2. 発音とアルファベット

アクセントは、

  • 内容語は後ろから2つ目の音節
  • 名称語(固有名詞)も後ろから2つ目の音節
  • それ以外の語は適当に頑張って(ふつう弱く読んで)

名称語は、ロジバンではルールがあって

必ず子音で終わってね!

名称語を文中で使うときは必ず la っていう冠詞をつけてね。あと名称語の最初と最後は小休止挟んでね

  • la .lojban. : ロジバン
  • la .toki'on. : 東京
  • la .tanakas. .taros. : 田中太郎

とりあえず文をつくろうぜ!

まずは基本文として「~が…だ」という文が作れるようになりましょう~。

ロジバンの内容語(「犬」とか「走る」とか「青い」とか「速く」とか)には述語形と名詞形があります。

内容語のそのままの形が述語形です。なので内容語はそのまま述語として使えます!やったぜ!

  • pelxu : 黄色い。
  • zdani : 家だ。
  • bajra : 走る。
  • catra : 殺す。
  • prami : 愛する。
  • vikmi : 排泄する。
  • vitno : 永久的だ。
  • gleki : 嬉しい/幸せだ。
  • bebna : 馬鹿だ。
  • nixli : 少女だ。
  • morsi : 死んでいる。

人称代名詞と指示代名詞はそのままの形で名詞だよ。

  • mi : 私
  • mi'o : 私たち(わたしとあなた)
  • mi'a : 私たち(わたしと他の人)
  • ma'a : わたしと(わたしとあなたと他の人)
  • do : あなた
  • do'o : あなたたち
  • ra : 彼・彼女・それ

そして指示代名詞。

  • ti : これ(私の近くにあるやつ)
  • ta : それ(あなたの近くにあるやつ)
  • tu : あれ(遠くにあるやつ)

そうそう。ロジバンは単数・複数の区別をしないよ。だから ti, ta, tu はそれぞれ「これら」「それら」「あれら」にもなるよ。

じゃ~本題入ろっか~!基本文は、

〈名詞形〉+ cu + 〈述語形〉

やで。ただし、主語にくる名詞が代名詞の場合は cu は省略できます。別に付けてもいいけど、無しでもいいよ♡って言われたら…ねえ?

  • .i mi prami : 私が愛する。
  • .i do nixli : あなたが少女だ。
  • .i mi'a catra : 私たちが殺す。
  • .i ti bebna : これが馬鹿だ。
  • .i tu zdani : あれが家だ。
  • .i ma'a vikmi : 私たちが排泄する。
  • .i do'o gleki : 君たちは幸せだ。

あ、ロジバンは文の終わりにピリオドを打つんじゃなくて、文の初めに .i と言います。まあ慣れるよ。

内容語から名詞形をつくるには頭に lo をつけるんだよ。

  • lopelxu : 黄色いもの
  • lozdani : 家
  • lobajra : 走る人
  • locatra : 殺しを行なう人
  • loprami : 愛する人
  • lovikmi : 排泄を行なう人/動物
  • lovitno : 永久的なもの
  • logleki : 嬉しく思っている人
  • lobebna : 馬鹿なやつ
  • lonixli : 少女
  • lomorsi : 死んでいるもの、死者

prami は「愛する」で loprami は「愛する人」。「愛」じゃないよ。lo をつけるとその語の主語的な意味の名詞になります

じゃあ「愛」は何かって?その語の概念的な意味の名詞を作るときは losi'o を頭につけてその語の後ろに kei って単語を書くのよ。

  • losi'oprami kei : 愛(という概念)
  • losi'ovitno kei : 永久(という概念)
  • losi'ovikmi kei : 排泄(という概念)
  • losi'omorsi kei : 死(という概念)

文を作ってみましょう。…忘れてたでしょ? 述語の前の名詞が代名詞以外のときは cu がいるんだよ?

  • .i lozdani cu pelxu : 家が黄色い。
  • .i lonixli cu morsi : 少女が死んでいる。
  • .i lobebna cu bajra : 馬鹿野郎が走る。

もう割といい感じじゃん!

  • .i mi remna : 私は人間だ。

否定

cu の後ろに naを置く。これだけ!ちなみに、na があるときは普通 cu は省略されるよ。

  • .i mi na prami : 私は愛さない。
  • .i do na nixli : あなたは少女じゃない。
  • .i mi'a na catra : 私たちは殺さない。
  • .i lozdani na pelxu : 家は黄色くない。
  • .i lonixli na morsi : 少女は死んでいない。

疑問

これも簡単。.i の直後に xu を置くと、「~ですか?」になる。

  • .i xu do remna : あなたは人間ですか?
  • .i xu lonixli cu catra : 少女が殺しましたか?
  • .i xu tu blanu : あれは青いですか?

あー。実をいうと、ロジバンは過去・未来・現在のどの出来事について述べるときでも、内容語の原形を使っていいんです。 もちろん、いつ起こったかをきちんと伝えたいときはそれなりの変化をさせることもできるけどね。しなくていいよ♡って言われたら…ねえ?
ん?そんなんだったら伝わることも伝わらない?どうかなあ?まあ伝わらなかったら、そのときはきちんと明示すればいいじゃん。

話を戻して…。「はい」は .i go'iで、「いいえ」は .i na go'i

「何」は ma。「誰・どれ」も ma。これも代名詞だよ。答えるときは「.i 〈名詞形〉」

  • .i ma catra : 誰が殺したのですか?
  • .i ma blanu : 何が青いのですか?
  • .i ma cevni : 誰が神なのですか?
  • .i ma sanga - .i loverba : 誰が歌っているの? - こども(たち)が。

修飾 - 述語形

よーく聞いてほしいんだけど、内容語で名詞形を修飾することはできません。はあ?!

でも、述語形で述語形を修飾することはできます。ちなみに前置修飾です。

  • pelxu cmana : 黄色い山だ
  • bebna remna : 馬鹿な人間だ
  • gleki nixli : 幸せそうな少女だ
  • sutra bajra : 速く走る

この述語形を名詞化するときは、いちばん初めの単語に lo をつけます

  • lopelxu cmana : 黄色い山
  • lobebna remna : 馬鹿な人間
  • logleki nixli : 幸せそうな少女
  • losutra bajra : 速く走る人

えーっと、おほん!どうして cu がいるか分かるでしょ?

  • .i lopelxu cmana : 黄色い山
  • .i lopelxu cu cmana : 黄色いものが山だ。

ね?

ねえ、もっともっとかけちゃおうよ!

  • sutra bajra karce : 速く走る車だ
  • mutce gleki nixli : とても幸せそうな少女だ

修飾規則はこんなかんじ。ひとつと合体して、ちょっとおっきくなって、それがまたひとつと合体して、またおっきくなって…

  • ((sutra bajra) karce)

どうしてもあの子とこの子をくっつけたい!ってときは、 bo を二人の間に置くと合体が優先されるよ。

  • ((pelxu catra) nixli) : 黄色いのを殺した少女だ
  • (pelxu (catra bo nixli) : 黄色な殺人少女だ

もっと大胆にっ! ke を使うと、それ以降の単語たちと一気に合体しちゃうよ

  • ((((pelxu nixli) sutra) bajra) karce) : 黄色い少女的素早さで走る車だ(???)
  • (pelxu nixli) ke ((sutra bajra) karce) : 黄色い少女の、素早く走る車だ(!)

最後になっちゃったけど、こうやって内容語をどんどん重ねていった表現のことを tanru っていいます。

修飾 - 名詞形

えーと、名詞形で名詞形を修飾することはできます。そのときは pe で挟んでね♡「の」くらいの意味です。ゆるふわ~!

  • lozdani pe mi : 私の山
  • losutra bajra karce pe lopelxu nixli : 黄色い少女の、素早く走る車

名詞形を述語形に

内容語はすべてそのままで述語として使えるんだけど、それじゃあ代名詞を述語として使う場合はどうすればいいんだろ?meをつければよくてよ。

  • memi : 私だ
  • meti : これだ

まどろっこしいからあまり使われないけど、もちろん内容語の名詞形にもつけることはできるよ。

  • lopelxu cmana : 黄色い山
  • melopelxu cmana : 黄色い山だ

んー、ほんとあんま使われないけど、強いて言えば、名詞形で修飾したいときに使うかな。でもそういうことがしたいときって、大抵の場合もっとエレガントな方法があるんだよ。また今度話すけど!

  • .i ti melopelxu cmana pe lonixli : これは少女の黄色い山だ。

その1おわりっ

というわけで、ざざざっと!「~は…だ」という基本文をみてきたよ。結構いけそう!というわけで例文を書いとくね~!

応用編として、lo の代わりに使える名詞形接辞を書いておきます。

  • lovi : この…
  • lovu : あの…
  • lopa : ひとつの…
  • loso'i : たくさんの…

あー、それから、命令なんだけど、命令代名詞 koを使えばいいよ。

  • .i ti kukte : これは美味しい。
  • .i lovuninmu cu melbi : あの女の人が美しい。
  • .i ko bajra : 走れ!
  • .i ta melomlatu pe mi : それは私の猫だ。
  • .i loso'iverba cu kelci : 子どもたちが遊んでいる。
  • .i locmalu ractu cu morsi : 小さなウサギが死んでいる。
  • .i lociblu cu xunre : 血は赤い。
  • .i do mutce melbi klaku : 君はとても美しく泣く。
  • .i loviskami cu spofu : このコンピュータは故障している。
  • .i xu lovibadna cu kargu : このバナナは高いですか?
  • .i ma melojgita pe do : どれが君のギターですか?