ゆくゆくは有へと

おかゆ/彼ノ∅有生 の雑記

見栄えの良い講座のレイアウトテンプレートの開発プロジェクト

人工言語作者にとって、自らの作った言語を他者に学んでもらえることは至福の1つだろう。しかしながら、仕様書が1冊あるだけではユーザーは手に取ろうとしない。入門講座というのは人工言語のコンテンツの中でもかなり重要な位置を占めているように思う。

現状、入門講座は各個人のノウハウに完全に依存している。一方で、入門講座の形式、レイアウトというのは各言語間である程度共通である。そこで、より見栄えのよい入門講座が作れるようなテンプレートを開発するのは、クリエイター/ユーザーサイド両方にとって有益だろう。

このプロジェクトの結果が有用であるためには、まずある程度の言語の完成度が必要であることは言わずもがなである。

入門講座のほぼすべてが web上にあることから、html/css(/js) が使える。ただただ文字を追うだけでなく、マウスオ―バーなどによってダイナミックな応答が得られれば、それだけでも見栄えはよくなる。シンプルだが、易読性の高いレイアウトのひとつの例として、dive into python3 をあげたい。楽しさの観点では、デネブさんのクレリカのサイトが個人的には好き。

ただ見栄えが良くなるだけでなく、ある程度共通の構造で入門講座を書けば、入門講座に対するテキスト処理(たとえば使われている単語・例文の抽出)のプログラム・スクリプトが共有財産となる。

個人的には、学習効率の観点ではプログラミング言語の入門講座を参考にすればいいのではないかと考えている。