ゆくゆくは有へと

おかゆ/彼ノ∅有生 の雑記

あね

あたしはずっと
この身の欠片の芯に宿って
あなたとともに過ごしてきましたが
あなたはいつも
物思いに更けては
夜をじっと見つめて
少し泣いて
嗚咽を凝らして
朝の陽光にハッとして
あたしをハラハラさせて
きっといつかは
あたしはあなたの元を
離れないといけないかもと
思ってはいるのですが
あなたは思った以上に
弱くて
脆くて
儚くて。