ゆくゆくは有へと

おかゆ/オカ∃/大鹿有生/彼ノ∅有生 の雑記

pemci

死ぬな

ああどうか お願い 死なないで この季節は ぼくの死んだ季節で 君の死ぬ季節じゃない 君はもっと辺りが死に満ちた ふさわしい時に死ぬべきだ こんなみんなが盛り上がってる そんなときに死ぬんじゃない そこで僕は死んだけど 君が死ぬ道理はさ これっぽっち…

メモ帳にあった

抑圧的な欲望この心身が人一倍虚弱であることには意識的であります。それが単に私自身の性質なのか、もっぱら環境的な要因に仕込まれてしまったものなのかはさておき、まず現象として然りであります。それを自覚しているからこそ、私は、いわば聖母なる事物…

すべての夜から色を抜いて おねがいよ 夜に色なんていらないわ そこにいるのは目を閉じて 嫌味のない 汚れのない あなたの温もりだけでいい ねえ おねがいよ 人は夜に色を求めすぎだわ もっと真っ暗の中で もっと純粋な胸の中で 色のない透明な世界で あなた…

やなぎ

柳の奥の朝露の滴った瞳にああ僕はどうしてこうも愛おしさを覚えているのか遠くで聞こえる電飾がここらでぷつりと途切れるのを二人で嗅いで 笑い合えることに感覚の混和に幸せを何もないこの空間に僕は今も恋をしている

くもり

せいぜい5ミリリットルくらいのウイスキーをそれらしく扇いで街頭に照らされて影を失う星空にエタノールの残滓を白く濁らせてから吹きかける空をぶわっと舞ったあとは月のふもとでランデブーを網膜をパチパチさせながら望み焦がれて待っている

あね

あたしはずっとこの身の欠片の芯に宿ってあなたとともに過ごしてきましたがあなたはいつも物思いに更けては夜をじっと見つめて少し泣いて嗚咽を凝らして朝の陽光にハッとしてあたしをハラハラさせてきっといつかはあたしはあなたの元を離れないといけないか…

忘れごと

虚ろに近いことをあたしはまた考えてというよりはあたしはあたしの記憶に思い出にまた考えさせられているずっと忘れていたようなことをというよりはずっと忘れたがっていることをあたしの記憶はふとしたことで鮮明にリアリティを以て皮肉にもその先のハッピ…